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電脳鉄道部 7番線 |
架空鉄道部 模型運行課
住宅事情のため、現在は実家に置きっ放しになっており、事実上休止状態なのですが・・・・。
◆概要◆
Nゲージ鉄道線 1800×900mm
全線単線 直流電化+一部非電化 駅数3・信号所数2 車両基地1ヶ所
有効長 4両(電化区間内は最大5両まで)
建物内に電球を約40個設置し、夜景も「それなり」に楽しめます。
◆路線図◆
・環状線:村上〜逆川(信)〜静平〜小比本(信)〜村上 直流電化 ・川茂線:小比本(信)〜川茂 直流電化 川茂〜逆川(信) 非電化 |
◆乗車記録◆
村上〜川茂(電化区間)
この鉄道の中心駅・村上は欧風の駅舎。各方面への列車が発着するだけでなく、裏手にある運転区での入れ換え、それに貨物線への出入りがあって賑やかだ。もっとも、駅は町外れの高台にあるため、駅前には店舗や住宅は数軒しかないのでちょっと淋しい。市街地の中心部とはバスが結んでいる。おかげで建物を買う費用が減って建設費が軽減された、とは設計・制作者の話(^^)。
改札口を通ってすぐの1番線にはは電化区間のエース・「急行かわも」が停車中。455系の4両、グリーン車がついた堂々とした編成だ。この鉄道は、山岳区間を走るためとスペースに限りがあるために有効長が4両と短いのが特徴である。もちろん旅客需要もその程度、ということになる。
取材班は急行の発車を見送り、次の普通列車を待つ。地下道を通り、3番線で待っていると程なくスカイブルーに白帯の119系電車の2連が運転区から回送されてきた。そんなに新しい車両ではないが、丁寧に整備された内・外装に好感が持てる。乗客は座席がほぼ埋まる程度。ハイキングや山菜取りに行くようなリュックを持った人もチラホラ見られる。
非電化区間を走ってきた気動車2連が2番線に到着し、2人ほどの乗り換えがあって、さあ出発。発車してすぐに羽茂川を渡る。左には貨物線がしばらく並走、右手は平野だ。坂を上って崖っぷちの手前に逆川(さかしまがわ)信号場がある。川茂からの非電化線が合流する逆川には線路より1段低いところに信号扱所の小屋があるが、現在は無人。ポイントの制御はCTCセンターで一括して行われている。近隣の住民の利便性を図るため、1日2往復のみ停車する。この付近は通常見えない場所なので、作り方が少々雑なのはご愛嬌か?ご愛嬌と言えば、逆川を出てすぐにトンネルに入るが、この山も財政難のため植林が進まず禿山状態なのである。
トンネルを抜けると静平(しずだいら)。有効長1.5両分のホームがあるだけの無人駅で、トンネルとトンネルとに挟まれた静かな駅である。買い物袋を下げた女性と山菜採りに出かけるらしい男性の2人が下車していった。
静平を出ると再びトンネル。そしてトンネルを抜けると羽茂川の渓谷にかかる鉄橋を渡る。深い渓谷をチラリと見てまたまたトンネルへ。トンネルを出た地点が小比本信号場。ここで環状線から左に分かれる。崖に張り付く形で高度を上げていく。高架橋に入り、ふと右を見れば村上駅と駅前が見える。駅舎は西洋風のエキゾチックなもので、メルクリン製の駅舎をほぼそそまま使っている。
さらに高度を上げると再びトンネルへ突入。ちょっと長めのトンネルを抜ければ当線最大のハイライト・川茂橋梁である。川茂駅をガーター橋で越えて、そのまま赤いトラス橋で羽茂川を渡る。当線での最高所でもある橋梁を渡り終えた付近では保線作業員が作業中である。厳しい線形だけに、保守作業は困難が付きまとうに違いない。今度は高度を下げながらトンネルに突入。この区間は最小半径のカーブに加えて急勾配、しかもトンネル区間のため最高速度制限が敷かれているが、何度か脱線も起きている難所である。奥まった区間のため、脱線時の復旧にはなかなか手間がかかるのは設計ミスでもあるらしい。
高度を下げ、羽茂川にかかる渓谷のガータ橋を渡ると、落石覆いをくぐり、川茂駅に滑り込んだ。到着ホームは3番線。3番線は電化区間の折り返し線として使われ、残り2線は電化と非電化とを直通する列車同士の交換が可能な配線だ。電化区間はここまでで、119系も折り返しのためしばし休憩。
ここ川茂は羽茂川と山との間に挟まれた駅で、駅前には農業倉庫と商店が1軒あるのみ。集落は踏切りを渡り山の上まで約10分のところにある。地形的に集落近くには線路を通せなかったのは昭和初期の開業ゆえ、仕方のないことかもしれない。この先の列車を待つ間、ホームでは四季折々の景色はもちろん、鳥のさえずりも堪能できる。
ちょうどその時、1番線にキハ58系の3両編成が入ってきた。グリーン車も付いた急行「はもち」である。非電化区間から電化区間への直通運転ができるのは気動車の魅力である。ハイカーらしき人が数人降りてきた一方で、村上へ買い物にでも出かける様相の親子連れやお年寄りが10名ほど乗り込んで、急行は独特の排気を残してすぐに発車していった。
気動車のエンジン音が消えると駅には静寂が戻る。次の列車まで約30分。時間がゆっくり流れるのは気のせいか。今日のように好天に恵まれた日には付近の散策もいいかもしれない。駅には付近のハイキングコースを記したパンフレットも沢山準備されている。
川茂〜村上(非電化区間)
待つこと20分。2両編成の気動車が入線してきた。双方共に乗り換え客が20人ぐらい。ダイヤ上、極力同じホームで乗り換えができるように配慮されているが、配線の設計ミスにより3番線との接続を行う場合には2番線側を常に後着・先発にせざるを得ないのがネックといえる。
乗り換えも終わり、我々の乗った気動車が先発。本線上に出た頃、3番線からも電化区間の普通列車が発車していった筈である。非電化区間の出発信号機は腕木式、もっともタブレットは既に廃止されてしまったが。右に少し川幅が広がった羽茂川を見て左にカーブ。右から環状線の二条のレールが近づいてくると逆川信号場。あとは再び環状線の旅となり、静平、小比本信号場と進む。小比本信号場では、若干早着となった電化区間の119系が環状線の閉塞待ちで停車中だった。両信号場の間の区間が共用のため、運行上もこの区間の調整がポイントとなる。川茂での同時発車や列車交換、そしてこの共用区間の調整といった本格的なダイヤ運転が当線の醍醐味ともいえる。
右に運転区の引込線を眺めて、村上駅の2番線に到着。夕方を控え、4両に増結する作業のために一旦運転区に引き上げる気動車を見送った。そういえば1番線には朝夕のみ運行される50系の客車列車が出発を待っている。運転区では今晩の夜行列車へのリネン類の積み込みに忙しい。こうした様々な列車の1本1本が、今宵も帰宅する人・翌朝の町への思いを馳せながら横になる人、そんな人たちの足となって活躍するに違いない。
◆所有車両◆ カッコ内はメーカー(K=KATO、T=TOMIX、G=GreenMax)
機関車 EF81(K)、DD51(K)、DE10(T)、DD13(K)
電車 455系4連(急行色)・クハ+サロ+モハ+クモハ(K)
119系2連(飯田色)・クハ+クモハ(G)
115系3連(身延色)・クハ+モハ+クモハ(K)
気動車 58系3連(急行色)・キハ58+キロ28+キハ28(T)
キハ58(K)、キハ47×2(学研)、キハ26(学研)、キハ20(K)、
キハユニ26(K)、キハ48(K)
客車 24系25型4連(銀帯)・カニ24+オロネ24+オハネ24+オハネフ24(K)
12系5連・スハフ12×2+スハ12×3(うち1両は展望車に改造)(T)
50系3連・オハフ50×2+オハ50×1
オユ10
貨車 コム1、タキ、ワム、ツム、トラ
◆今後の計画◆
プラレールの「カメラ付き車両」からカメラを取り出し、当鉄道所有の車両に搭載してモニターで眺める事ができたら楽しいな、と思います。(当分は無理かな??)
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